腎臓は、血液中の老廃物や余分な水分を尿として排出するほか、血圧の調整などにも関わる大切な臓器です。一方で、腎臓の機能が低下しても、初期には自覚症状がほとんどないことがあります。
当院では、慢性腎臓病(CKD)の診療はもちろん、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症、糖尿病など、腎臓に影響する生活習慣病についても幅広く診療します。
健康診断で「尿潜血」「クレアチニン高値」「eGFR低下」などを指摘された方や、血圧・血糖・コレステロール・尿酸値が気になる方もご相談ください。
尿潜血とは、尿に血液が混じっている状態です。目で見てわかる血尿だけでなく、見た目には変化がなく、健康診断などの尿検査で初めて指摘されることもあります。
原因はさまざまで、尿路感染症や尿路結石、腎臓の病気などのほか、泌尿器の病気が隠れていることもあります。
尿潜血を指摘されたからといって、必ずしも重大な病気があるわけではありませんが、原因を確認することが大切です。当院では泌尿器科と腎臓内科の両面から必要な検査を行い適切な診断につなげます。
慢性腎臓病は、腎臓の働きが低下した状態や尿検査の異常などが一定期間続く病気です。
初期には自覚症状が少ないため、健康診断などでクレアチニン高値やeGFR低下を指摘されたことが発見のきっかけになることがあります。
腎機能を確認するとともに、高血圧や糖尿病などの原因・悪化要因を適切に管理し、腎機能の低下をできるだけ抑えていくことが重要です。
高血圧と腎臓は深く関係しています。高い血圧が続くと腎臓の血管に負担がかかり、腎機能低下につながることがあります。また、腎機能が低下することで血圧が上がる場合もあります。
当院では血圧の数値だけを見るのではなく、腎機能やほかの生活習慣病も確認しながら一人ひとりに合わせた血圧管理を行います。
脂質異常症(高脂血症)は、LDLコレステロールや中性脂肪などの血液中の脂質が基準値から外れた状態です。
自覚症状がほとんどない一方、放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中などのリスクにつながります。
腎臓病のある方では心血管疾患にも注意が必要なため、腎機能や血圧などとあわせて総合的に管理します。
高尿酸血症は、血液中の尿酸値が高い状態です。痛風の原因として知られていますが、尿路結石や腎機能とも関係しています。
また、腎機能が低下すると尿酸を十分に排泄できず尿酸値が高くなることもあります。
尿酸値だけでなく腎機能や生活習慣なども確認し、食事・運動などの改善や必要に応じて薬による治療を行います。
糖尿病は、慢性腎臓病の重要な原因のひとつです。高血糖の状態が長く続くと腎臓に負担がかかり、徐々に腎機能が低下することがあります。
そのため、血糖値やHbA1cの管理だけでなく、尿検査や腎機能、血圧なども定期的に確認することが大切です。
当院では糖尿病と腎臓の状態をあわせて確認し、将来の腎機能低下を防ぐことを意識した診療を行います。
腎臓の健康を守るためには、腎機能の数値だけでなく、血圧・血糖・脂質・尿酸を総合的に管理することが大切です。
当院では、食事や運動などの生活習慣についてアドバイスを行い、必要に応じて薬物療法を組み合わせながら将来の腎機能低下や心血管疾患の予防を目指します。
腎臓病になってから治療を始めるのではなく、健康診断で異常を指摘された段階から腎臓を守るための診療を行います。
「症状がないから大丈夫」と思っていても、腎臓病や生活習慣病は自覚症状がないまま進行することがあります。
健康診断で尿潜血、クレアチニン、eGFR、血圧、血糖・HbA1c、コレステロール、中性脂肪、尿酸値などの異常を指摘された場合は、そのままにせず一度ご相談ください。
検査結果を確認し、必要な検査や治療、経過観察についてわかりやすくご説明します。